
LINE公式アカウントで再来店を促す5つのメッセージシナリオ|店舗経営者向け実践ガイド
新規のお客様を呼び込むことに力を入れているのに、一度来てくれたお客様がなかなか戻ってこない——そんな悩みを持つ店舗経営者は少なくありません。
実は、新規客の獲得コストはリピーター維持の5〜7倍かかると言われています。すでに来店して自店を気に入ってくれているお客様に再び足を運んでもらう方が、費用対効果としてはるかに高いのです。
そのための最も手軽で効果的なツールが、LINE公式アカウントです。
この記事では、再来店を促すために今日からコピーして使える5つのメッセージシナリオを、使う場面・タイミング・文例とともに解説します。
📌 Googleの口コミ取得にもLINEが活用できます。詳しくは「Googleの口コミを増やして売上を上げる方法」をご覧ください。
なぜLINEが店舗集客に強いのか
開封率がメールの10倍以上
メールマガジンの平均開封率は10〜20%程度と言われていますが、LINEのメッセージ開封率は**50〜70%**に達すると言われています。送ったメッセージがほぼ確実に目に触れるのは、他のツールにはない強みです。
日本人の9割以上が使っている
LINEの国内月間アクティブユーザーは9,600万人以上(2024年時点)。幅広い年齢層に届けられるため、ターゲットを選ばない点も魅力です。
友だち登録さえしてもらえば、無料で繰り返し配信できる
友だち登録してくれたお客様には、何度でもメッセージを届けられます。無料プランでも月200通まで配信可能で、小規模店舗であれば十分に運用できます。
AIやチャット型検索の参照対象にもなりつつある
LINEを通じた顧客とのやり取りや店舗情報は、今後AIがローカル情報を収集・整理する際の参照源になっていく可能性があります。積極的に活用することで、デジタル上の店舗プレゼンスを高める効果が期待できます。
LINE公式アカウントを始める前に
友だち登録の導線を先につくる
メッセージを送るには、まず友だち登録してもらわなければなりません。以下の方法を組み合わせて登録数を増やしましょう。
- 店内のPOP・ポスターにQRコードを掲示する(「友だち登録でクーポンプレゼント」が効果的)
- レシートやサンキューカードにQRコードを印刷する
- スタッフが会計時に案内する(「LINEでお得な情報をお届けしています」)
- Googleビジネスプロフィールや自社サイトにリンクを掲載する
友だち登録の第一の動機は「何かお得なことがある」です。最初の特典(初回限定クーポン・割引・プレゼント)を用意しておくと登録率が大きく上がります。
メッセージ配信の原則
LINEで配信するメッセージは、以下の原則を守ることが重要です。
- 頻度は月2〜4回まで(多すぎるとブロック率が上がる)
- 価値のある情報を届ける(一方的な販促だけにしない)
- 配信時間は10〜12時か18〜21時が開封率が高い
- 読者の名前や状況に即したパーソナルな文体にする
再来店を促す5つのメッセージシナリオ
シナリオ1:来店後フォローメッセージ(来店後24〜48時間以内)
来店直後のお客様の満足度が最も高い瞬間を逃さず、次回予約や口コミ投稿につなげるシナリオです。
送るタイミング:来店後24〜48時間以内
メッセージ例(整体院・整骨院向け)
〇〇様、本日はご来院いただきありがとうございました。
施術後のお身体の状態はいかがでしょうか? 今日は湯船にゆっくり浸かって、身体を温めてあげてください。
次回のご予約は、効果を持続させるために2〜3週間後がおすすめです。 ご都合のよい日時がございましたら、こちらからご予約いただけます👇 [予約リンク]
またのご来院をお待ちしております。
メッセージ例(飲食店向け)
本日はご来店いただきありがとうございました!
楽しんでいただけましたでしょうか? よろしければ、Googleにご感想をお聞かせいただけると大変嬉しいです✨ [口コミ投稿リンク]
来週からランチメニューが新しくなります。またぜひ遊びに来てください!
ポイント:感謝→ケアの提案→次回行動(予約/口コミ)の3段構成で組み立てると、押しつけがましくなく自然に次のアクションへ誘導できます。
シナリオ2:再来店リマインダー(前回来店から一定期間後)
来店から一定期間が経過したタイミングで、自然な形でリマインドするシナリオです。「忘れられた頃に届く」ことで、思い出のきっかけを作ります。
送るタイミング:前回来店から3〜4週間後(業種に応じて調整)
| 業種 | 目安の間隔 |
|---|---|
| 整体・整骨院 | 2〜3週間後 |
| 美容室・ネイルサロン | 5〜8週間後 |
| 飲食店 | 3〜4週間後 |
| エステ・マッサージ | 3〜4週間後 |
メッセージ例(美容室向け)
〇〇様、こんにちは!
前回のご来店からしばらく経ちましたが、お髪の調子はいかがでしょうか?
そろそろカットやカラーのタイミングかもしれません。 今月のご予約に空きがございますので、よろしければお気軽にどうぞ👇 [予約リンク]
季節の変わり目は髪が傷みやすくなるので、早めのケアがおすすめです。
ポイント:「そろそろですね」という自然な気遣いのトーンが重要です。「来てください」「予約してください」という直接的な表現より、来店の必要性を気づかせるような言葉を使うと効果的です。
シナリオ3:誕生日メッセージ(誕生月に配信)
誕生日は「特別扱いされたい」気持ちが高まる瞬間です。この機会に届けるメッセージは、他の配信の何倍もの効果があります。
送るタイミング:誕生日の1〜2週間前(誕生月初旬が理想)
メッセージ例(全業種共通)
〇〇様、今月はお誕生日おめでとうございます🎂
いつもご来店いただきありがとうございます。 感謝の気持ちを込めて、今月ご来店のお客様に特別クーポンをお届けします。
【誕生日特典】 通常料金より10%オフ 有効期限:〇月末日まで
ご予約はこちらから👇 [予約リンク]
素敵な一ヶ月になりますように。またお会いできるのを楽しみにしています。
ポイント:特典の有効期限は誕生月末日に設定しましょう。期限が短すぎると「行けなかった」で終わり、長すぎると「いつでも行けると思って忘れる」という結果になります。誕生月いっぱいが最もバランスが良いです。
LINE公式アカウントのプレミアムプランでは「リッチメッセージ」機能で誕生日用の特別デザインのカードも送れます。
シナリオ4:限定キャンペーン告知(月1〜2回)
「今だけ・ここだけ・あなただけ」という限定性は、来店の強い動機になります。LINE登録者だけが受け取れる特別感を演出することで、友だち登録の維持率も上がります。
送るタイミング:キャンペーン開始の3〜5日前
メッセージ例(エステ・サロン向け)
【LINE限定】今月だけの特別メニューのお知らせ
〇〇様、いつもありがとうございます。
今月、LINEご登録の方だけに特別メニューをご用意しました。
━━━━━━━━━━━━━ 🌿 春の集中ケアコース(60分) 通常 ¥8,800 → 特別価格 ¥6,600 期間:4月1日〜4月30日限定 先着10名様まで ━━━━━━━━━━━━━
このメッセージを見せていただくだけでOKです。 ご予約・お問い合わせはこちらから👇 [予約リンク]
ポイント:「先着〇名様」「〇月〇日まで」という数字で限定性を明示することが重要です。曖昧な表現より、具体的な数字があるほうが行動を促せます。
シナリオ5:休眠顧客への呼び戻しメッセージ(長期未来店者向け)
来店から3ヶ月以上経過した「休眠顧客」は、特別なアプローチで呼び戻せる可能性があります。このシナリオは最もデリケートな配信であるため、文体と内容に特に気を配りましょう。
送るタイミング:前回来店から3〜6ヶ月後
メッセージ例(整骨院向け)
〇〇様、ご無沙汰しております。
しばらくお見かけしていなかったのですが、 お身体の調子はいかがでしょうか?
「そういえばあの院、久しぶりに行きたいな」と思っていただけたら、 ぜひいつでもいらしてください。
久しぶりにご来院の方には、初回と同じ丁寧なカウンセリングをさせていただきます。
ご予約はこちらから👇 [予約リンク]
またお会いできるのを楽しみにしています。
ポイント:「なぜ来なくなったのか」を追及するような文体は禁物です。「会いたかった」「元気だといいな」という温かいトーンが、久しぶりの来店のハードルを下げます。クーポンをつける場合も「戻ってきてほしいからお得にします」という気持ちが伝わる文言にしましょう。
配信後のPDCA|数字で改善する
LINEの配信は出しっぱなしにせず、以下の指標を毎月確認して改善を続けてください。
| 指標 | 確認する内容 | 目標値の目安 |
|---|---|---|
| 開封率 | メッセージが読まれているか | 50%以上 |
| クリック率 | リンクが押されているか | 10〜20% |
| ブロック率 | 配信後に友だち解除が増えていないか | 1%以下 |
| 予約転換率 | メッセージ経由の予約数 | 継続的に追跡 |
開封率が低い場合は配信時間や件名(最初の一文)を変える、クリック率が低い場合はリンクボタンの位置や文言を変える、ブロック率が高い場合は配信頻度を下げる、といった改善を繰り返します。
よくある質問
Q. LINE公式アカウントは無料で使えますか?
A. はい、無料プランがあり、月200通まで配信できます。友だち数が増えたり、配信頻度を上げたい場合は月額5,000円〜のライトプランへの切り替えを検討してください。ほとんどの小規模店舗は無料プランからスタートできます。
Q. 友だち登録してもらうにはどうすればいいですか?
A. 最も効果的なのは「店内掲示+登録特典」の組み合わせです。「友だち登録で500円クーポンプレゼント」などの特典を用意し、QRコードをレジや待合スペースに設置してください。特典がなくても「お得な情報を配信します」という一言で登録してもらえるケースも多くあります。
Q. メッセージを送りすぎるとブロックされますか?
A. 頻度と内容によります。月4回以上の配信や、販促だけのメッセージが続くとブロック率が上がりやすくなります。「役に立つ情報」「特別感のある内容」を意識して、月2〜3回の配信を目安にしてください。
Q. 複数のシナリオを同時に運用できますか?
A. できます。LINEの「ステップ配信」機能を使うと、友だち登録からの経過日数に応じて自動的にメッセージを送ることができます。5つのシナリオをステップ配信として設定しておけば、登録後のフォローを自動化できます。
まとめ:LINEは「続ける仕組み」をつくれば自動で再来店を促せる
LINE公式アカウントの強みは、一度仕組みを作ればほぼ自動でお客様にアプローチし続けられる点にあります。
- 来店後24時間以内のフォローで次回予約と口コミを取得する
- 3〜4週間後のリマインダーでそっと背中を押す
- 誕生月の特別メッセージで特別感を演出する
- LINE限定キャンペーンで登録の価値を高める
- 休眠顧客への呼び戻しで埋もれた売上を掘り起こす
まずはシナリオ1の「来店後フォローメッセージ」から始めてみてください。たった1通送るだけで、口コミ件数と次回予約率が変わるケースが多くあります。
株式会社OceansCreativeでは、LINEを活用した来店後フォローや口コミ獲得の自動化を支援する店舗向けツールを開発・提供しています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。